【KAWASAKI ZEPHYR750メインハーネス】

今、「旧車」が熱い。



コロナの影響による閉塞感からの反動なのか、「他人との接触を最小限にしながら体感できる非日常」としてMotorcycle、いわゆる「バイク」を求める人が増えている。

KAWASAKIの新車で言えば大型ならばZ900RS、ミドルクラスならばZX-25Rと言った旬のマシンは申し込みから納車まで数か月待ちという状況がそれを裏付けている。

それと同じぐらい、ひょっとするとそれ以上に「旧車」のマーケットに熱視線を送る人は多い。PMCがメインにカスタムパーツを供給する「Z1」の中古価格は程度にもよるがスタートが300万円台、上を見れば1000万円に迫ろうかという個体すら見受けられる。

にもかかわらず、旧車の絶対数は常に不足気味である。これが更に良品の価格を押し上げる要因となっている。

そんな旧車のマーケットにあって、Z1に負けず劣らずの人気車の一つがZEPHYR




1989年に400佞デビュー、以降1991年に750奸1992年に1100佞販て続けに大型モデルが発表され、2008年400改の終売まで実に17年というロングランを達成。いかに人気があったかがうかがえる数字である。そして旧車に目を向けると、Z1に比べ幾分か求めやすい価格設定になっていることも人気の理由の一つである。

しかし最終モデルが発表された2008年から数えても既に13年、最古参のモデルであれば30年以上の月日が流れている

その月日が各パーツに与える影響は様々であるが、バイクという乗り物の根幹をなす機構の一つである”メインハーネス”はその重要度に対してリプレイスメントの認知度が低い傾向にある。


*開発担当の正本氏

メインハーネスは点火・充電・灯火の各系統機器から機器へ 「必要にして十分な電気を送る役割」を担う重要な部品であり、これが機能しないと

  • ・ライトやウインカーが点かない
  • ・始動性が悪い、またはかからない
  • ・ヒューズが切れる
  • ・バッテリーが上がりやすい

など電気に関する諸問題全般を引き起こす。


その中でも「ヘッドライトの照度低下」は目に見えて実感できる大きな問題である。

現在入手できるZEPHYRは基本全て中古であるから、電球自体の劣化による照度低下も要因ではあるのだが、メインハーネスの経年劣化による場合は
・点灯した瞬間に暗く感じる
・ウインカーをつけると動きに合わせてヘッドライトも照度が下がる
といった症状が見られるので、メインハーネスの劣化状況をはかる指標にすると良いだろう。




*写真はイメージです

こういった症状を引き起こす主要因は前述のとおり「経年劣化」であるが、1998年以前に生産された「前期型」の純正パーツは既に生産が終了している。

つまり、「電装系の不具合が生じている/もしくは生じる可能性が高い事が分かっていながらもどうしようもない」、というのがこれまでの旧車ラインナップにおける前期型ZEPHYRの立ち位置であった。

この状況を打破し、「より良いコンディションで、ZEPHYRと長くお付き合いいただけるようにする」事を目的としてPMCが取り組んだのがZEPHYR用メインハーネスの復刻生産である。



対象としたのは前期型ZEPHYRのラインナップから、初期型と呼ばれる1991年〜93年生産モデルの750。それでは、いかにしてZEPHYRが抱える問題を解決してくれるのか、実装された機能面から検証してみよう。


1)ヘッドライトブースターを搭載



そもそも何故ヘッドライトに影響が出るのか。それはメインハーネスの構造的な宿命ともいえる。
電装を司る各系統機器を経由して電力が供給されるのであるが、経年とともに内部抵抗が少しずつ増加する。これが積み重なり、症状として現れるのである。
であれば途中の経由を省略し、バッテリーとのダイレクトなバイパスを繋ぐことでこの問題は解消することが出来る。

そう考え、新たな機能として追加されたのがヘッドライトブースターである。


2)ブースター搭載に伴うリレー機能の追加



電装に少し詳しい方であればお分かりであろうが、ヘッドライトブースターをバッテリーに繋いだだけではまた別の問題が発生する。
当たり前であるがON/OFFの機能がない。つまり、キーのON/OFFに関係なく常時ヘッドライトは点灯している、という状況になるのである。
従って、キーのON/OFFに連動するリレー機能もしっかりと搭載されている。


3)平型ヒューズの採用



これもヘッドライトブースターの搭載に伴う追加機能。サージ電流への安全措置として平型ヒューズを採用。


4)カプラーの再現



初期型に採用されているのと同じカプラーの新品は現存しないことが判明。形に拘らなければどのようにでもアレンジできるが、PMCのこだわりとして当時と同じ形状を再現。分かる人にはニヤリとして欲しい。


5)配線コードのカラーパターンと太さを再現



メインハーネス内部を走る血管ともいえる各種配線コード。ほぼ見えない部分にもかかわらず、純正と同じカラー・太さで再現。やはり分かる人にニヤリとして欲しいポイント。



上記により、PMCメインハーネスを搭載したZEPHYR750初期型は30年選手とは思えないレスポンスを得た。高照度のヘッドライトや、安定した電装機構の動きをご体感いただきたい。




ZEPHYR乗りはもちろんのこと、これから市場に初期型ZEPHYRを供給される販売店様にも安心・安全の新たな1項目として積極的な導入をお勧めしたい一品である。
 

≪商品ページはこちら≫



*商品についてのご質問・ご相談などは電話及びメールにて随時受付中。